日本
朱子学の基本用語 北渓字義訳解(研文選書)
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朱子学の基本用語 北渓字義訳解(研文選書)
- 出版社
- 研文出版
- 出版年月日
- 2013.06
- 価格
- ¥2,750
- ページ数
- 240
- ISBN番号
- 4876361347
- 説明
- ※出版年が古いので新本ですがヤケ・シミ・痛みがございます。
朱子の思想のあらましを知るのに、何か好い入門書はないものかと思案した結果、・・・朱子の高弟の一人である陳淳の『北渓字義』に思い当たった。これだと分量もそんなに多くはないし、内容的にも朱子学の思想構造を知るのに手頃な入門書である。
『北渓先生字義』は、朱熹の高弟の陳淳の講義を、陳淳の弟子の王雋が記録編集したものである。・・・宋代性理学の分野で頻繁に使用されている重要な術語、とはいっても・・・当然のことながら、そのほとんどが古代の経書、なかんずく程朱が尊重した『四書』の中に出典があり、儒学の基本的な概念として、すでに馴染み深いものばかりであるが、その中の特に重要なものを選び出し、宋代性理学者達が、それらにいかなる意味内容を付与したかを、思想史的な背景をも充分に考慮しながら、詳細に解説し、それによって宋代性理学の理論構造を明確にしようとしたものである。従来から宋代性理学の入門書、あるいは概説書として多数の人士に愛読され、過去七百年間にわたって、中国はもちろんのこと、朝鮮、日本においても各種の刊本が刊行されて来た。(本書p.239より)
