日本
唐宋軍政史研究
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唐宋軍政史研究
- 出版社
- 汲古書院
- 出版年月日
- 2023.10
- 価格
- \14,300
- ページ数
- 332
- ISBN番号
- 9784762967351
- 説明
- 唐・五代・宋に至る変革期の軍制・兵制・兵站を丹念に検証した大著。
【主要目次】
前 言
凡 例
第1章 唐代都督制と貞観十道制
1.唐の総管府制と六行臺
(1)唐の総管府の構造 (2)総管の呼称と総管府の軍務
2.軍政機関「行臺」の設置と職掌
(1)唐六行臺の設置 (2)行臺の職官と職務
3.唐の都督府体制
(1)五大総管府から五大都督府へ (2)諸州都督の戦闘軍務と兵站業務
(3)都督府制と貞観十道体制 (4)都護府制と貞観十道体制
第2章 唐代前期節度使の権力構造
1.広域軍政長官「節度使」の成立
(1)節度使職の創設と任官 (2)軍事使職の兼帯と節度使「定額」
2.都督鎮戍組織と節度使軍管区
(1)節度使軍管区の成立 (2)都督府の官属組織と開元三級制
(3)節度使軍管区の軍事施設――鎮戍軍・守捉軍・城・鎮・戍・関――
3.鎮兵召募制の展開と役兵制の終焉
(1)鎮戍兵士の3系統
(2)鎮兵の召募制――“分割召募”から“全面召募”へ――
(3)鎮兵“全面募兵”と“常駐軍団”の成立
第3章 唐代後期節度使の権力構造
1.後期節度使の権力構造
(1)刺史の“軍戍”――防禦使・団練使の兼職――
(2)節度使の採訪使兼務と節度観察使
(3)都団練観察使・都防禦観察使の任官
(4)遥領節度使と行営節度使
2.後期節度使の軍政と行政
(1)新置節度使の軍管区の構成 (2)節度観察使の官属
(3)節度観察使の任務と権限
第4章 五代節度使の権力構造
1.禁軍建設の進展と節度使体制
(1)禁軍将校と節鎮武職の相互任官 (2)節度使の強制転任「移鎮」の展開
2.節鎮の人事権・統兵権の制限と地方政府軍化の進行
(1)節鎮管区の固定と「支軍」の創設 (2)知州の設置と管内属州の軍政・民政
(3)節鎮管州の軍事序列化と「軍事格」――節度州>団練州>防禦州>刺史州――
第5章 宋代禁軍・廂軍の軍事構造
1.宋代禁軍の任務と配置
(1)宋代禁軍の創設と禁軍指揮の増設 (2)宋代禁軍の統制と禁軍指揮の配置
(3)宋代禁軍の任務
2.宋代廂軍の任務と配置
(1)宋代廂軍の創設と軍団の編制 (2)宋代廂軍の役務
(3)宋代廂軍指揮の増設と廂軍の配置
第6章 宋初の節鎮再編と府州軍監
1.宋初の軍事行動と節鎮対策
(1)太