日本
上海近代のホワイトカラー 揺れる新中間層の形成
日本
上海近代のホワイトカラー 揺れる新中間層の形成
- 出版社
- 研文出版
- 出版年月日
- 2011.09
- 価格
- ¥7,700
- ページ数
- 429
- ISBN番号
- 9784876363278
- 説明
- ※出版年が古いので新本ですがヤケ・シミ・痛みがございます。
辛亥革命前夜の十年間に生起した日中関係史上の十二の重要テーマを摘出し、原資料の博捜・考察により独自の解釈を提示する。
〈目次〉
序論
上海近代への視点
ホワイトカラーの登場と新中間層の形成/新中間層の日常生活と社会意識/ホワイトカラーの公共性と社会統合/ホワイトカラーの政治参加と国民統合―職能代表制の展開/本書の課題・特色・史料
第1章
ホワイトカラーの生活状況と階層認識
課題の設定/両大戦間期の都市中間層をめぐる議論/新中間層に関する調査/顧准の認識/共同租界工部局の工業社会処による調査/上海における新中間層の形成過程の特質/戦時・戦後の新中間層/小結
第2章
人事記録にみるホワイトカラーの経歴・家族・余暇
課題の設定/銀行員の経歴/銀行員の家族と女性行員/企業職員の余暇/小結
第3章
商業教育の中国化・大衆化と新中間層形成―国立上海商学院を中心に
課題の設定/中国における商業教育の成立と展開―高等教育を中心に/商業学校の人材育成と新中間層形成/中国近代における工業教育の発展/小結
第4章
科学的管理の導入とホワイトカラーの抵抗・服従―一九三〇年代の康元印刷製罐廠と商務印書館を中心に
課題の設定/中国における科学的管理の受容と普及/項康原と康元印刷製罐廠の科学的管理/王雲五と商務印書館の科学的管理/経営者・職員・労働者にとっての科学的管理/小結
第5章
主婦・職業婦人の誕生とマスメディア
課題の設定/都市女性の階層感覚/家庭・職業・革命/主婦と職業婦人/進学・就職・結婚/小結
結論
ホワイトカラーの階層意識と生活実態のずれ
本書の要約/中国の近代化と近代性の中国化/格差へのまなざしと揺れる新中間層の形成
