朋友書店
  • トップ
  • 中国古代礼法思想の研究(創文社東洋学叢書)

日本

中国古代礼法思想の研究(創文社東洋学叢書)

中国古代礼法思想の研究(創文社東洋学叢書)

日本

中国古代礼法思想の研究(創文社東洋学叢書)

著者
石川英昭
出版社
創文社
出版年月日
2003.01
価格
¥6,050
ページ数
307
ISBN番号
9784423192580
説明
※出版年が古いので新本ですがヤケ・シミ・痛みがございます。
 帝制期中国に支配的であった法思想を礼法秩序論であったと定めて、そこに至った要因を、主として先秦期の礼思想及び法思想の考察を通じて明らかにする。また、礼及び法思想の根底にある思考の構造又は論理の特色を探る。
 儒家の社会規範「礼」と法家の「法」とは相容れない規範として先秦期に理論化されていたが、漢代より礼の法化と法の礼化が進み、礼法一体の礼法秩序論が帝政期中国の支配的法理論となった。両者のダイナミックな相互交渉を通して確立してゆく中国古代法思想の諸相を再構成し、礼法秩序論に至る理論的要因とその構造を明らかにする。荀子の礼思想を自然法論として捉えるとともに、韓非子の法思想から法至上主義が君主至上主義への傾向を本質的に内包することを導出、そのことが儒家と法家を融合させる重要な接着剤であったと指摘して、法治主義という近現代の観念の陥穽を解明する手がかりと、比較法思想研究に道を開く素材を提供する新しい試み。