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日本

憲政与経済(21世紀中国思想白皮書)

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憲政与経済(21世紀中国思想白皮書)

著者
楊小凱
出版社
時代社
出版年月日
2025.07
価格
\3,850
ページ数
348
ISBN番号
9784990601737
説明
 本書は楊小凱本人が生前に編集したものであり、「憲政」という主題もまた楊小凱自らが定めたものである。本書には、同主題に関する氏のすべての重要な論文が収められており、憲政と経済発展との関係に対する深い思索が反映されている。本書は当初、中国のある「著名大学」出版社から刊行される予定であったが、周知の理由により生前には実現できず、このたびご遺族のご意志で海外出版の道を選んで出版されることとなった。
 しかし近年の中国社会の変化は、著者が生前に下した多くの英明な論断を証明している。すなわち、憲政の支えなしに真の経済改革はあり得ず、イデオロギーの改革なくして真の政治改革はあり得ない。社会的公正なしには真の市場経済は成立せず、「政府の機会主義」に支配された経済発展は、所得分配の不平等を一層拡大させるに過ぎない。土地制度、すなわち土地私有化の改革なしには、中国数億の農民が解放されることも、農村が発展することもあり得ない。制度的自由化が伴わず、単に技術模倣に依拠した工業化は「後発劣位」をもたらすのみであり、政治的独占下の工業化は「悪しき資本主義」を培う温床となる……。憲政を否定する社会には、真の経済発展は決して存在し得ないのである。本書は楊氏が生前編集したもので、「憲政」がない経済発展は人類に危害しか齎さないと訴えたため、出版予定であった大学出版社から断れた。その遺志を継ぎ、遺族はだ。「呪われた経済繁栄」が中国と世界にいかなる結果をもたらすのか、本書の予測が「息が詰まるほど当たっている」(China Thought Express)と評された。