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中国語における不定量表現 認知言語学的アプローチ

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中国語における不定量表現 認知言語学的アプローチ

著者
周云
出版社
朋友書店
出版年月日
2025.11
価格
\4,290
ページ数
236
ISBN番号
9784892812132
説明
本書は、中国語の不定量表現(“X+前后/上下/左右”)に着目し、“中心不定量”という統一的なカテゴリーにより認知言語学の枠組みから体系化した研究である。「不定量表現」とは我々が世界を「正しく」認知する上で欠くことのできない表現であり、例えば“10点前后”(10時前後)という表現は、移ろいゆく時間の流れの中にいる我々の立ち位置を、より正確に表現することが可能となる。このような人間の認知プロセスに根ざした言語現象の本質を俯瞰的に解明し、中国語研究、日本語・中国の比較研究に新たな知見を加えるとともに、中国語教育への応用も示唆する一冊である。
まえがき
第一章 序論
 1.研究対象/2.先行研究/3.研究の目標/4.研究方法/5.本書の観点
第二章 “X+前后”による不定量表現の考察
 1.“前后”による不定量の概観及び示唆/2.“前后”による空間・時間認知及び参照枠
 3.Xの時間的特徴及び不定量的意味の再考/4.Xの語句範疇の再考
第三章 “X+上下”による不定量表現の考察
 1.“上下”による不定量の概観及び示唆/2.“上下”による時間認知
 3.“上下”による数量認知/4.Xの認知的特徴及び“X+上下”の不定量的意味
 5.Xの語句範疇の再考
第四章 “X+左右”による不定量表現の考察
 1.“左右”による不定量表現の概観及び示唆/2.“左右”の空間的範疇及び空間参照枠
 3.“左右”による時間認知、不定時間量及び不定数量
 4.Xの認知的特徴及び“X+左右”の不定量的意味/5.Xの語句範疇の再考
第五章 本書の成果及び考察
 1.“中心不定量”としての認知的共通基盤/2.研究成果のまとめ
 3.研究意義及び中国語教育への応用
参考文献(日本語文献・中国語文献・英語文献)
索引