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自社

経典をラクダにのせて-敦煌の歴史と仏教

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経典をラクダにのせて-敦煌の歴史と仏教

著者
谷口義介
出版社
朋友書店
出版年月日
2025.10
価格
\2,200
ページ数
194
ISBN番号
9784892812156
説明
 1995年10月下旬に敦煌を訪れた著者が、訪れた先々の歴史・仏教・文化・文学に想いを馳せ、関連する様々な資料を引用しその印象を立体的に描いた旅行記。
一、上海経由、西安へ
  チョーフー先生のこと/上海から入国
二、鳴沙山・陽関・白馬塔
  空路、敦煌へ/鳴沙山のラクダ/「更に尽くせ一杯の酒」/映画『敦煌』のオープンセット/鳩摩羅什の伝説
三、敦煌博物館にて
  仏教都市として/月氏の影/月氏と仏教/「村塢あひ属き、多く塔寺あり」/安世高と竺法護/経典をラクダにのせて/敦煌の水攻め/敦煌芸術の極盛期/大寺十八・僧尼千百/  敦煌の落日/「〝生きている〟礼拝所」/夜の街へくり出す
四、莫高窟の門前に佇つ
  王道士の墓塔/重閣と長河/大泉河オアシス/最初の石窟/楽僔窟の前と後/莫高窟・千仏洞/〝敦煌の守護神〟/敦煌研究院陳列センター/劉女史のこと
五、蔵経洞はなぜ閉ざされたのか
  蔵経洞は立入り禁止/小説『敦煌』/空白の三十年/危険は西方から/不用品処分説/曹宗寿のとき何が起こったか/優品の秘匿/〝偶像〟破壊を恐れて
六、敦煌の禅
  ぜったいに負けるな!/南区の禅定窟/北区の石窟群/北涼期の第二六八窟/禅定と弥勒信仰/ダルマ以前の禅/小乗禅と大乗禅/禅波羅蜜/敦煌の禅/最初期の三窟/あの世での再生・この世への降臨/龍華三会の説法
七、莫高窟かけ足めぐり
  西魏の第二八五窟/はたして仙界へのぼる施設か/チャイティア窟から塔廟窟へ/石窟の造営とメンテナンス/「阿弥陀浄土変」/「観無量寿経変」/『観経』と「観経変」の成立/十六観の図/極悪人も救われる/巨大弥勒仏/敦煌の大雲寺と北大仏/弥勒仏まいり
八、空路、西安へ
  機内にて/俗中に真あり
あとがき