自社
現代中国語における非典型受身表現に関する研究 情報構造・主観性・機能拡張
自社
現代中国語における非典型受身表現に関する研究 情報構造・主観性・機能拡張
- 出版社
- 朋友書店
- 出版年月日
- 2026.02
- 価格
- \3,850
- ページ数
- 236
- ISBN番号
- 9784892812200
- 説明
- 「序章 研究の目的と対象」より
本研究は、「現代中国語における非典型的な受身表現」について考察するものである。
中国語における受身表現は、多様な形態と機能を持ち、言語研究において継続的に注目されてきたテーマである。特に現代中国語の受身文表現については、豊富な研究蓄積があり、多くの著作や論文が発表されている。…
しかし、近年の言語実態に目を向けると、これまでの伝統的な文法記述や教育文法の枠組みからは説明しにくい、いわゆる「例外」または「周辺的」とされている非典型的な受身表現が広く使用されていることが分かる。例えば、主語に不定名詞を用いる構文、自動詞や形容詞などと“被”が共起する表現、仕手が第一人称である構文などがそれに該当する。
これらの表現は、形式的にも機能的にも従来の“被”構文と異なる点が多く、その使用には語用論的な動機づけや文法化の過程が強く関与していると考えられる。本研究ではこのような非典型的な受身表現を体系的に取り上げ、その統語的・語用的特徴、そして文法化の背景について明らかにすることを目的とする。
序章 研究の目的と対象
第1部 受身表現の主語
第1章 不定名詞句が用いられた受身文
第2章 無情物が主語に用いられる受身表現に反映される発話者の主観性
第2部 受身表現の述語
第3章 「“被”+非他動詞」形式(1)
第4章 「“被”+非他動詞」形式(2)
第3部 受身表現の目的語
第5章“被我”が用いられた受身文(1)
第6章 “被我”が用いられた受身文(2)
第7章 目的語残存受身表現が用いられる語用論的要因およびその情報伝達機能
第4部 受身表現の補語
第8章 他動性が低い受身表現における補語の主観的評価機能
第5部 典型から非典型への逸脱
第9章 “被”の文法機能の拡張について
第10章
終章
