朋友書店

自社

朝鮮漢詩2000首訳注

朝鮮漢詩2000首訳注

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朝鮮漢詩2000首訳注

著者
豊福健二訳注
出版社
朋友書店
出版年月日
2026.04
価格
\16,500
ページ数
1012
ISBN番号
9784892812187
説明
 朝鮮で漢詩が作られるようになってから、その制作がほぼ断絶状態となる20世紀に至るまでの漢詩の中から443名の作品2018首を選び、訳注を附す。収録作品は、各時代の特徴を示す詩人を中心とし、詩の主題はできるだけ広範囲にわたるものを選ぶ。また収録した詩の範囲は、古体詩・近体詩など、狭義の詩が大部分であるが、詞(詩余)や賦もごくわずか含む。作者には簡単な経歴を附す。古朝鮮より日本統治時代までの朝鮮漢詩の代表的な作品を網羅した極めて重要な成果。
例言より
 朝鮮民族が民族の母語を表記するための文字である訓民正音(ハングル、チョソングル)を創製したのは一五世紀になってからであり、それまでは中国から伝来した漢字で民族の言語を表記していた。そうして生み出されたものが漢文学であり、わけても漢詩は約2000年にわたって作り続けられてきた朝鮮文学における最も重要なジャンルの一である。
 作られた作品の量は日本漢詩をはるかに凌ぐ。その完成度については、漢民族の詩人・批評家が朝鮮漢詩を激賞したというエピソードを本書がいくつか紹介していること、また朝鮮漢詩に対して漢民族がなんらかの違和感を感じていることを暗示させる記録が一般的には見当たらないことを挙げておこう。
 そして何よりも強調しておかなければならないのは、朝鮮民族にしてはじめて表出できる思想、情感がそこにはあるということである。