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日本

北朝鮮の内部文書集第3巻 ソ連軍政期-建国初期

北朝鮮の内部文書集第3巻 ソ連軍政期-建国初期

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北朝鮮の内部文書集第3巻 ソ連軍政期-建国初期

著者
木村光彦編訳
出版社
知泉書館
出版年月日
2026.04
価格
\6,600
ページ数
280
ISBN番号
9784982854605
説明
 朝鮮戦争で捕獲して米国の公文書館に保存されている資料から,実情を伝える代表的文書を邦訳編集した。
 貨幣・金融編では,南の鮮銀券の流通禁止と貨幣交換の実態が解明される。朝鮮銀行がソ連軍政下で北朝鮮中央銀行になり,産業資金の貸出や貿易金融を手がけるが,資金不足と国家機関や軍部の行票乱発で混乱を深める。
 財政編では,財政の深刻化を扱う。主要な歳入は国営企業・専売の利益金と取引税,所得税,農業現物税であった。歳出は産業支出が最大で治安・国防支出がこれに次いだが,幹部や職員の労働規律欠如,不適切な資金利用,多数の赤字国営企業の存在,そして横領や帳簿改竄が横行した。社会主義経済では資材不足は定常化し,必要資材の適量を適時に企業に供給するのが難しかった。
 建設編では,大規模水利工事で金日成が讃えられたが,工事は日本統治期に始まり,46年以降は抑留日本人技術者の協力で完工した。建設現場では無償労働が多く,北朝鮮の過酷な強制労働体制がすでに出現していた。
 村落編では,村落文書から上意下達が全国的に徹底されていたと分かる。役職員など高位者を優遇し,農民は虐げられた。南侵の準備が村落で着々と進められていた。
対外関係編では,統治期に朝鮮造船工業が設立され,建国後は国営元山造船所となり,ソ連がその造船所をフル活用して当時の船舶需要に応え,それをもとに石油事業や海運事業が展開した。ソ連は北朝鮮に軍事顧問や技術顧問を置き,それらの動きを主導した。
 補遺編では,1~2巻で収録できなかった文書を収める。