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モンゴル抑留 見捨てられた死者たち(角川新書)

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モンゴル抑留 見捨てられた死者たち(角川新書)

著者
井手裕彦
出版社
KADOKAWA
出版年月日
2026.06
価格
\1,320
ページ数
336
ISBN番号
9784040825663
説明
 なぜモンゴルだったのか――歴史に埋もれたもう一つの「抑留」
 悲劇はシベリアだけではなかったーー。
 第二次世界大戦後、多くの日本人がモンゴルへ抑留されたことはほとんど知られていない。その数、約1万4000人。軍人のみならず、数合わせのために無差別に連行された民間人が「日本人狩り」の犠牲となった。
 食料も防寒具もなく、零下数十度にもなる極寒の地で、過酷な労働をかせられた抑留者たちは、感染症や凍死、銃殺などで次々と命を落としていく。自ら命を絶った者も少なくなかった。
 戦後の日本政府は、ソ連と異なり、モンゴルの抑留者について実態解明を怠ってきた。モンゴル政府から提供された名簿を30年にわたり棚ざらしにしていた事実もわかっている。
元新聞記者の著者は、在職中に知ったモンゴル抑留を退職後も追いかけ続け、埋もれている歴史を明らかにしてきた。
 モンゴル公文書館などから死亡記録を発掘し、そこに書かれた犠牲者の遺族を探しあてて死亡記録を届け、時にはモンゴル諜報庁にまで乗り込む。
 日本政府をも知らない資料を基に厚労省にかけあい、腰の重い官僚たちを動かしたこともある。知られざる抑留の実態を記す貴重な書。