日本
中國古代における物語の展開
日本
中國古代における物語の展開
- 出版社
- 汲古書院
- 出版年月日
- 2026.08
- 価格
- \9,900
- ページ数
- 336
- ISBN番号
- 9784762967856
- 説明
- 歴史書にも多く含まれていた「物語」はどのような必要性から生まれ、広まったのか。
【序章「経・子と史の間」より】(抜粋)
中国では、歴史書と歴史物語との間に、線が引きにくい。(中略)唐代に国家のもとに「史」という文化的価値が収斂されたことに伴い、国家の正統性を「正史」によって表現することが定まった。北宋の欧陽脩は、「古典中国」における正統理論の中核にあった五徳終始説を否定することで、正統論の担い手を経学から史学へと移行させた。こうして、中国の歴史書は、かくあるべしと国家が考える「歴史物語」を記載していくことになったのである(渡邉義浩〈二〇二二〉)。
一方、経部や子部の著作で扱われることの多い孔子やその弟子などに関わる言葉や事績は、すべて史実に基づくのであろうか。(中略)
史部・経部・子部にも、多くの「物語」が含まれていた。それらの「物語」は、どのような必要性から生まれ、広まったのであろうか。本書は、その解明を目指すものである。(中略)
