朋友書店
  • トップ
  • 中国伝統香料事典 詳注『陳氏香譜』

日本

中国伝統香料事典 詳注『陳氏香譜』

中国伝統香料事典 詳注『陳氏香譜』

日本

中国伝統香料事典 詳注『陳氏香譜』

著者
奥田治編訳 川瀬清 松永樹浩 庄司良文訳 谷田伸治訳補
出版社
国書刊行会
出版年月日
2026.09
価格
\27,500
ページ数
368
ISBN番号
9784336079015
説明
 13世紀頃に陳敬によって編纂された、中国香文化に関する古典文献——『陳氏香譜』。宋代以前に著された洪芻・沈立ら十一家の香譜を集成・整理したもので、現在では失われた香文化に関する文献の内容を伝える貴重な資料として、後に中国最大の叢書『欽定四庫全書』にも収録された。全四巻からなり、沈香・龍脳香・麝香などの香料をはじめ、その種類や由来、効能、香にまつわる逸話、香の調合法、香器、焚香の作法など、中国の香文化に関する多彩な知識を体系的に収録。なかでも、複数の香料を組み合わせる「合香」や「練香」の具体的な処方が豊富に記され、当時の実践的な香文化を今日に伝えている。
 本書は、この『陳氏香譜』の詳注を軸に、中国古来の香料や調香法、香文化を事典形式で体系的に紹介するものである。『陳氏香譜』の日本語訳に、香料・人物・歴史的背景などについての詳しい解説と注釈を併載し、さらに原文の典拠や校異、関連文献を示すことで、一項目ごとに深く読み解ける構成とした。
 また、陳敬編『新纂香譜』の印香図をはじめとする貴重な図版資料や、『陳氏香譜』の成立・内容・諸本についての詳しい解説を収録。中国香料の度量衡や原植物に関する論考なども付し、中国の香文化を多角的に読み解く。
 香料・香薬・調合法から、その背景にある歴史や文化まで――香道・香文化の愛好家をはじめ、中国文学・中国史、生薬・漢方、天然香料、民俗・伝統文化の研究者・関係者まで広く薦めたい、中国香文化研究の原点にして必携の書。